「GAMA 月桃の花」の感想
戦争が人間の心を喪失させ、家族や地域社会を解体するさまは悲惨の言葉では語りきれない。戦時体験者として、涙の溢れるのを止めることはできなかった。国敗れて山河無し。
前に観たときにはふんだんに織り込まれている記録写真に貴重な価値観を感じましたが、今回改めて観て、一つの作品として心に強く訴えてくるものを感じました。隣りの席の中年の男性は途中から貧乏ゆりをやるので気になっていましたが、そのうちに眼鏡を外して手で涙をぬぐい始めましたので、その理由がわかりました。
戦後3年目に生まれた私が物心ついた頃もまだ戦争の余韻は残っておりました。人生の先輩達から戦争の悲惨さを聞かされてはいましたが、この映画は体験したかのような実感があります。製作者も体験者からの話を元にこの映画を作ったと思われますので、尚更身を映像の中に投入することができました。戦争は人の命が的になります。絶対にあってはなりません。
まず画面が小さかったので残念。会場選びを考えて欲しい。何回も観ましたが数年振りに観てまた違った見方ができました。今の時代、もっと「GAMA」の映画をやっていくべきだと思います。
戦争のおそろしさが伝わりよかった。沖縄でガマという洞窟のことを映画で観てとても怖いと思いました。字幕がついていて言葉もよく分かりました。少し字体が読みにくいと感じました。
私は安里俊江様から昨年の夏お話を伺ったことがありますが、安里様による口描写と映像というメディアを通しての描写にやはり少しの違いはあるものの安里様の「戦争は人間を人間で無くしてしまう」という核の部分は丁寧に描写されていて、とてもよかったと思いました。改めて戦争の恐ろしさというものを実感させられました。
昨年だったと思います「月桃」の歌をNHKの深夜番組で聴いて、とても気になっていました。忘れかけたころ、朝日新聞の記事でコンサートと映画上映を知りました。大変感動しました。
何の誇張もなく淡々と、でもしっかりと描かれていて、とてもいい映画だと思います。平和に暮らせる世の中になるために戦争は絶対にやってはならないと思います。
戦争関連の映画はできるかぎり観ています。この映画は何年も観る機会がなく、やっと今日観ることができました。とても重く体に響いています。
今、イラク攻撃へ、改憲へと向おうとしている人たちは、このことをどう受け留めるのでしょうか? 子どもたち、知人、関心の薄い人たちに見てもらいたい映画です。
戦争の本当の姿を見た。今まではゲームのようにとられえていた自分がいる。でも本当の姿はまさに今日見たことなんだ。軍人ではなく銃後の人々の大変な悲しい姿、戦争は止めなくてはいけない。イラクで今起きようとしている戦争Stop! No
More war!
今次の戦争に中国へ4年ほど行ってきて、戦争の空しさをいやというほど味わってきました。この映画を見せていただいて、この年齢(82歳)になって、なお空しさを感じました。ドキュメント風の作りが胸をうちました。
軍人は私たちを守ってくれるということを言って軍隊を是認する人がいますが、それが妄言だということをこの映画は物語っています。戦争というものが常に弱い立場のものを傷つけるというこをもっと自覚させなければなりません。この映画をぜひブッシュ大統領や小泉首相など戦争を起こしている者に見せたいと思いました。
一度、絶対に観たいと思っていました。観ることができて良かった。もう一度、沖縄について考えていきたい。とても深い思いがした。
真実を伝えることの大切さを感じた。イラク戦争反対!
「海勢頭豊コンサート」の感想
音楽、歌はもちろんのこと、語りが大変新鮮で、沖縄人の心根、沖縄の文化、今日の沖縄を知ることができた。海勢頭さんの静かな平和への祈るような気持ちが伝わってきた。ありがとう。
歌はもちろんですが、歴史や当事の社会情勢に裏打ちされた語りは、なかなか説得力がありましたし、一層効果をあげていたと思います。
良かった。30年余も沖縄を離れている私にとって望郷の念にかられる旋律に思わず涙がこぼれました。
歌の前にそれぞれの歌の紹介をしてくれるのでわかりやすかったです。月桃がとてもよかった。
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