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上映会の感想 ------------------------2003年6月21・22日

 戦時中の沖縄の生のフィルムを観たのは初めてで、すごく衝撃を受けました。鉄砲や砲弾、爆弾がすごい勢いで打ち込まれていて、なんだか信じられませんでした。日本軍の兵隊の言うことにすごく驚きました。現代に生きる私の感覚からは想像がつかない発言。
 私は現在、大学で教育について学んでいるのですが、歪められた教育というのが如何に歪んだ人格・思想を創るかを改めて考えさせられました。同時に教育の恐ろしさを実感させられました。
 また、私の祖父母は戦争体験者なので当時の話を詳しく聞いてみたいと思いました。今までも何度か聞いたことはあったのですが、詳しく話してもらったことはなくて、もしかして、祖母もあまり当時の話をしたくないのかもしれないな、と考えました。どちら側の祖母も父と兄を戦争で亡くして親戚に引き取られるという経緯を踏んできているという考えると、やっぱり思い出したくないのかもしれません。

 東京の大学の平和研究フィールドトリップで来ました。
 以前、高校の修学旅行で沖縄を訪れ、初めて沖縄戦のことや基地のことを知り、沖縄のことを学びたいと思い再び訪れることとなりました。
 数字で何万人の死者と言われてもその本当の意味するところはわかりませんでした。でも、こうして、一つの家族を描いてみると人間の重みというか一人一人の命のかけがえのなさが心に迫ってきて、その上で膨大な死者の数の重みが理解できて、その事実に押しつぶされました。私の今のこの生活も、この歴史でつながっていてその人たちの命の上で成り立っていることがわかりました。私に何ができるかわかりませんが、でも絶対に無視してもいけないし、忘れてもいけません、この歴史を。
 死ぬ必要の無い人があんな不条理な形で死ぬということや、人間が物のように扱われてしまうことは絶対にあってはならず、けど今、そんな歴史をくり返そうとしている自分の国をどうにかして止めていきたい。あらためて強く思いました。

 先日 美術館で見た丸木夫妻の「沖縄戦の図」と重なってガマの中の悲惨な光景が自分のことのように感じられた。
 軍隊というものが市民ではなく、国家や軍隊そのものを守るために動くものであることには行軍も含め自衛隊も変わりはない。ガイドライン関連法、そして「有事法制」と明らかに戦争へと近づく現在の日本に生きるすべての人にもう一度本当にこのままでいいのか考えてもらいたい。その際、この映画を観ることが非常に重要であると思う。
 大学に戻り勉強をする際、この映画と同じ体験をした人が本当にいたということ、そしてそれを伝えようと映画を製作し上映している人がいるということを忘れずにいきたいと思う。

 数年前「月桃」という歌を知りました。6月23日が近づくと子どもたちに歌ってきかせ、沖縄戦に関する絵本を見せていました。今日はあの歌と同じ名前の「月桃」という名前に惹かれて来ました。
 私は保育士です。子どもたちにどう伝えたらいいか、この沖縄であったことを、戦争を知らない私たちが忘れないためにどうしたらいいのか、この映画を見て再び感じました。
 今ある自分の命の大切さ、平和の大切さを強く感じ、感謝したいと思います(32歳)。

 あんなに大変な体験をして生き残った人たちがいてよかったと思うけど、自分だけ生き残った事が幸いって思う事は悲しいことだと思いました。二度と同じ事が起こってほしくないです。

 私はこの映画を見て改めて戦争の残酷さ、つらさを実感しました。戦争がこんなにもみにくくておそろしい事をこの映画で感じ、とても心が痛かったです。
 戦争は二度と起こってはならないものです。この映画をもっともっといろんな人たちに見てもらって、戦争について改めて考えてほしいです。

 ほんとうに心にひびきました。あんな戦争さえなければ人々は幸せだったのに…。今私たちが存在するのは亡くなられた人々の分もせいいっぱい生きて、この悲惨な戦争が二度とおきないよう、次の世代へ語り継ぐためなのですね。がんばります。

 沖縄戦を体験していないので、今はおじぃ、おばぁたちが体験した怖さがわからないけど、今実際、私自身が生きてきることはとてもすごいことだと感じました。
 今日の映画はほんとにリアルで怖さが伝わってきました。自分の命は、かんたんに考えてはいけないと思ったし、人に対する思いやりも考えさせられました。

 やっぱり平和が一番ですね。私がもしあの時代に生まれていたら生き残ることができたのかなぁ。もしかすると「自決」していたかもしれない。
 戦争体験していない私たちが、このように映画や戦争体験者の話を聞いて、平和についてありがたく思ってくれればいいと思う。
 戦争は反対だー。

 『ひめゆりの塔』などの映画も観たことはありますが、やっぱり、こういう戦争の事、また、戦争の時の状況などは体験した人にしかわからないし、私のおじいちゃん、おばあちゃんも戦争体験者ですが、この戦争で大事な人を失ってしまったということもあり、あまり話を聞かせてくれません。でも、これからの平和を守るためにもこの映画は貴重です。すごく感動しました。

 沖縄戦についてのお話を聞いたり映画を観たりした事はこれまで何度かありましたが、今回この映画を観て改めて平和の尊さや命の大切さを強く感じることができました。戦場とは、ほんとに生きた地獄のようなものだと思いました。これからもっと平和について考えていきたいです。

 『GAMA 月桃の花』を観てほんとうにショックでした。戦争の事はおじぃやおばあから聞いていたつもりでしたが、これほど残酷だったとは…。いろいろ平和について考えさせられました。今は平和で良かったと心から実感しました。そして、この映画をもっと多くの人に観てもらいたい!!

 私は4月に本土から来た者ですが、今回「尉霊の日」について何の日なのか詳しく知りました。
 23日に自分は何をしたらいいのだろうか、と考えていたので、現実に起こったことを受け止め、亡くなった方の霊が安らかになるようにお祈りしたいです。
 今は首里の方へ行っても戦争の後が大きく残っていないので、こんなにひどいことがあったのかと思い知らされました。

 神戸から来ました。
 1945年に小学校3年生でしたから、沖縄戦そのものは知らなかったわけですが、その後、『ひめゆりの塔』小説、映画、平和学習その他で何となく知っていたような思いと、ほんとうは何も知らなかったのだという思いと交錯して、まだ感想として言葉に出来ません。明日、南部に行きます。

 このような映画がこんな形で作られたことが本当にすごいと思います。
 今も世界各地で戦争が続く中、これから私たちに求められるのはきちんと真実を知ること、見つめること、そしてそこにいる人たちのことを想像できる力だと思います。そこから新たな創造力が生まれてくるのではないでしょうか。
 今回、沖縄に来て、この映画を観てたくさんのパワーをもらいました。ありがとうございました。

 感受性の高い映画でした。
 和子が死んでしまう所はお腹の底から湧き上がるものが涙に溜まりました。歴史を今の価値観で語るなと父に言われたことがありましたが、このガマの中でも助かるものは助けるという価値観がある人にはあり、それが達成できなかったことは寂しいです。その時はなぜ上官を殺してでも房さんの夫を助けなかったかと思うほどです。
 してはいけないことは自分から反対すべきものだということです。少し疑問があるのですが、ガマの中でも「命ドゥ宝」と言えたのでしょうか? 
 また、戦争は悲惨だから(敵として働いた日系アメリカ人にとっても沖縄にとっても)無くしたいものです。でも、私たちが無くせば解決でしょうか? 軍隊を持つかどうかは別にして、混乱でどこかに逃げたら安全なのか、日頃から知ることそして知らせることも大切と感じました。
 軍隊というよりコミュニティの警護隊ができればいいのですが…。


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